No.72 育児日記「ついにデビュー」
ある日の事。歌番組を見ていた妻がなにげなく、「最近カラオケいってないなぁ」とつぶやいたのが事の始まりです。
結婚する前は時々ではありますが、仲間とカラオケに行くこともありましたが、娘が生まれてからはなかなかそんな機会も無く、妻としては約3年行っていません(ちなみに娘が生まれる前の日にカラオケに行っています)。
妻の「カラオケ」という言葉に最初に反応したのは我が家の怪獣3歳まもなく2カ月です。
「カラオケってなぁに?」と妻に質問。「歌を唄うところだよ?」と回答すると。
わかっているのかいないのか、「カラオケ行くぅ」と娘が提案。
最近、家の中でも唄っている娘。そろそろ連れて行っても2時間程度ならもつだろうということで、ついにカラオケに連れていく決意をしました。
とりあえず近所のカラオケボックスに行ってみることに・・・。
今回のカラオケの目的は、「娘をカラオケになれさせる。さすれば、今後カラオケに行きやすくなる」というのが、妻のたくらみ。なので、基本的には娘の好きな曲を入れることになりました。
手始めは、やはりわかりやすいところでアンパンマンからスタートです。
臆病な娘ならマイクも握るのも躊躇するかと思っていましたが、妻が歌っていると、娘ももう一本のマイクを持って、歌いだすではありませんか。しかもノリノリで・・・。
そして、1曲目が終わった頃、娘はテーブルの上にある、料理のメニューを発見。慣れた手つきでメニューを眺め、マイク越しに一言。
「ラーメン食べたい。」
夕食までやや早いとは思いましたが、注文することにしました。
ラーメンを食べながら、プリキュア、クレヨンしんちゃん、お母さんと一緒などなど、娘の知っている曲が続きます。(私はほとんど知りません。)
娘が私にマイクを渡し、「ヤマト」というので、宇宙戦艦ヤマトを唄い、マイクを置こうとすると、
「次、アイウォンチュー(ヘビーローテーション)唄って!」とリクエスト。
さすがにAKBを唄うには抵抗がありましたが、家族しかいないし、やむ負えず唄う事に。(AKBファンのみなさんには大変申し訳なく思いますが・・・。)
そんなこんなで、2時間が過ぎ、娘もカラオケを満喫できたようです。妻の計画はひとまず成功といったところでしょうか?
しかし、30過ぎて、アンパンマンやドラえもんを唄うとは思ってもいませんでした。ましてやAKBなんて・・・。
平成25年8月1日