No.88 育児日記「お化け」
数週間前までは、娘の苦手な物の中に、「お化け」が存在していました。
夜遊んで寝ない時などは、「早く寝ないとお化けが迎えに来るんだよ?」と妻が言うと、おとなしく布団に入っていました。
なので、「ゲゲゲの鬼太郎」の曲をかけると、「言う事聞かない悪い子は、夜中迎えに来るんだよ」と言う歌詞があるので、これもまた効果はありました。ただし、お化けが何かは本人はわかってはいません。怖い物と思っているかどうかも定かではありませんが、とりあえず素直に布団に入るので良しとしていました。
ある日の夜、食事も終わってまったり(だらだらともいう)している時の事。
本当に偶然で、決して狙ったわけではないのですが、テレビのCSチャンネルでアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」が始まったのです。
さすがに、本物を見せると怖がって寝なくなるんじゃないかな?と思って少々心配しました。
が、ここでその心配を裏切ってくれるのが我が家の娘3歳4カ月。
怖がるなんて態度は一切見せず、食い入るようにテレビに集中していました。(別な意味で嫌な予感です。)
その日の鬼太郎は、2話分1時間の放送でしたがしっかり最後まで観賞し、「ゲ、ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲー」と歌い出す始末です。
それ以降、「ゲゲゲ見たい!」と鬼太郎がすっかりお気に入りアニメになってしまい、レンタルして来て何度も見ています。
お絵描きをしても、「ネズミ男書いて!」とか「オヤジ書いて!」と要求されます。(ちなみにオヤジとは目玉オヤジの事です。)
こんな調子なので、寝ない時に、「お化けが迎えにくるよ?」なんて、口を滑らせたら、
「鬼太郎来る?」、「ネズミ男来る?」と返って期待されて、ますます寝てくれなくなってしまいます。
余談ですが、娘が「ゲゲゲの鬼太郎」と言うと、どうも「レレレの鬼太郎」と言っているように聞こえてしまい思わず噴き出してしまいそうになります。
平成25年10月1日